ホロスコープをリーディングする時に「ホロスコープとは何ですか?」とよく聞かれます。
ホロスコープとはいったい何なのでしょう。
一言で言ってしまうと
「自分が生まれた時の太陽系の惑星の配置を図表にしたもの」です。
もう少し詳しく言うと「自分が生まれた瞬間、地球から見て惑星が
どの星座を背景にして見えたかを示したもの」です。
占星術は地動説より前のものなので、地球を中心に考えられています。
古代から複雑な星の動きと地上の出来事は、
目に見えない繊細な繋がりがあると捉えられてきました。 これが占星術の始まりです。
古代からの思想では、大宇宙は小宇宙と言われる人間と相似形だと考えられていたのです。
ユングをはじめ深層心理学者は、この古代からの知恵に真実があることを発見していました。
私が学んできたアロマやハープの歴史でも、古代ギリシャ以降、医師たちは占星術を利用してきたと言われています。
医学の祖と言われていたヒポクラテスは「医学に天文学の知識は欠かせない」と占星薬草医学を実践していました。
惑星や星座を身体の部位と対応させ、弱い部分、病気になる可能性を指摘していたのです。
治療は薬草を薬とした薬草医学を行っていたので、惑星や星座と植物は結びついていました。
その後ハーバリストとして16世紀に活躍したパラケルスス、17世紀に活躍したニコラス・カルぺパーによってさらに発展し、
17世紀まで占星術の知識は医師に必要だったと言われています。
20世紀以降、占星術はひとえに事象を予言するものだけでなく、個人の内面を映し出すもの、そして、自己実現に役立てるものであるという考えが広まりました。
古代の人々が唱えた惑星と星座のストーリーは、私たちの心の中で日々起こるドラマであり、実際の天体と心の動きは連動しているのではないでょうか。
大宇宙からのメッセージは、私たちの内なる宇宙に届くと私は感じています。
人はそれぞれの惑星のパワーをいい形で発揮し、スムーズに使うことができれば幸せを感じます。
例えば月のパワーをいい形で使えれば、リラックスでき気持ちも安定しますが、
いい形で使えないと不安でいっぱいになったり、感情を押し殺して生活することになります。
惑星や星座からのメッセージを感じ、しっかり受け入れて自分らしく使いたい…
これがホロスコープセラピーです。
様々な出来事に思い悩むこと、一定でない自然のリズムに戸惑うこと、心や身体のバランスがとれないこと、選択に迷うこと…生きていると色々なことがあります。
そんな時、星からのメッセージに大きなヒントを感じることもあるようです。
星を見つめることは自分を見つめること、星を知ることは自分を知ること。
自分探しに、自分を癒すことに、自分を高めることに…ホロスコープセラピーを取り入れてみませんか?
ホロスコープセラピスト・アロマ占星術家 橋本千裕